こんにちはタカハです。
今回は八木 仁平 (著)の”世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド”をご紹介していきます。
本書にも書いてありますが、「やりたいこと」とは運命的な出会いではないです。
「面白そうだな…。」から試行錯誤を繰り返して育てていくものです。
待っているのではなく、自分で探すものです。
私は、「とりあえず行動だ!」と考えていましたが
方向性が決まってないので、「やりたいこと」がすぐブレてしまいました。笑
(別にやりたくもない事務職に就くところだった…。)
そのため、皆さんも本書から「やりたいこと」を見つけてみましょう。
(世界一やさしいので楽しかったですよ。)
目次
この本を読むメリット
- 就職しないとだけど、何の業界に向いているのかわからない…。
- ADHDは自分に合った環境なら、凄い力を発揮できると言うけど自分に合った環境って何…。
- 自己理解ってどうやってやるの…。
- 自分に才能なんてないし…。
こんな方は必読ですね!
本書はAmazonの「キャリアデザインの資格・就職」ランキングで1位のベストセラー本です。
(2020/8/4時点)
また、著者の八木さんは本書でも紹介する「自己理解メソッド」で沢山のクライアントの自己理解をサポートしています。
まさに、自己理解の専門家ですね。
私は転職をしたいと考えています。
しかし、今の業界は嫌だけどどんな業界で働きたいかが決まっていませんでした。
そんな時にこの本を読んで、『相手を分析して、その人の自己表現を手助けする』という本当のやりたいことが見つかりました。
今まで大きな成果もないし、才能もない私でもスムーズに見つけることができました!
自己理解メソッド
著者の八木さんが考える自己理解メソッドは下記の3つの柱があります
- 好きなこと
・もっと知りたいと感じる「情熱」のある分野 - 得意なこと
・頑張らなくても無意識にできる「才能」のある分野 - 大事なこと
・なぜ仕事をするかという自分の「価値観」
「好きなこと」、「得意いなこと」は考えたことありましたが、「大事なこと」は考えたことありませんでした。
そして、著者の考えではやりたいこと探しには2つの公式があります。
- 好きなこと × 得意なこと = やりたいこと
- 好きなこと × 得意なこと × 大事なこと = 本当にやりたいこと
一つ目の公式でもやりたいことを見つけることはできます。
しかし、「大事なこと」が欠けていると不完全なやりたいことになると著者考えています。
「大事なこと」が「自由に生きたい」の人の場合、
「やりたいこと」ができても残業だらけの職場なら幸せではないですよね。
でも、「本当にやりたいことって何だよ…。」って思いますよね。
具体例を出します。
好きなこと | 得意なこと | 大事なこと | 本当にやりたいこと |
自己理解 | 体型を立てて伝える | 夢中になって欲しい | 夢中になって欲しいから 自己理解を体型立てて考える |
自己理解 | 人に寄り添う | 家族を大事にして欲しい | 自己理解を使って人に寄りそう 家族を大事にして欲しいから |
スポーツ | 学んで人に伝える | 成長する喜びを知って欲しい | スポーツについて学んで人に伝える 成長する喜びを知って欲しいから |
ちなみに、この3つの柱は下記のように置き換えることができるので就活で有利になります。
- 好きなこと→なぜこの業界なのか
- 得意なこと→どうやってこの仕事で成果を出すか
- 大事なこと→なぜこの会社なのか
以上が、本書で説明している自己理解メソッドです。
「大事なこと」の見つけ方
自己理解メソッドの説明のあと、自分自身の3つの柱を
「大事なこと」→「得意なこと」→「好きなこと」の順番で見つけていきます。
その中でも、「大事なこと」だけ私の例を紹介していきます。
「大事なこと」は「飽きない仕事」を見つけるのに、中心となる要素です。
5つの質問に答えながら考えるので、ぜひ皆さんもやってみてください。
Q1尊敬する人は誰ですか?
その人の「やっていること」ではなく、「価値観」という観点で
尊敬する人について考えます。
(友人や、キャラクターでもOK)
私の尊敬する人はYouTuberのヒカルさんと、学生時代のアルバイト先の先輩です。
2人に共通しているのは、「自信があること」「自分を持っていること」です。
確かに、私の中では「大事なこと」でした。
しかし、改めて考えないと気づかなかったですね。
Q2今の自分に一番大きな影響を与えた、幼い頃や思春期の出来事or経験は何ですか?
価値観の根本は、幼い頃の経験で作られている。と著者は考えています。
私の場合は、思春期を過ぎていますが大学生時代の家庭崩壊が大きな影響を与えています。
大学1年生のときのタカハ家
父:家に給料を入れなくなる。
母:父と同じ空間にいたくないようで、遊びに出て帰ってこない日が多くなる。
兄:仕事が忙しいため、家のことに関与しなくなる。
妹:学校でいじめを受けて、不登校になる。
私:失恋で病む。
上記の状態で、中々の崩壊具合でした。(私だけしょぼい気がするな…。)
そのときの私は、「自分が頑張るしかない」と考えていました。
そのため、ご飯の用意、洗い物、洗濯などを一生懸命こなしていました。
しかし、誰もそれを感謝してくれませんでした。
私がやるのが当たり前と考えられていて、他にも色んな家事をやることになりました。
この経験から「自分自身を大事にすること」を学びました。
第一優先を自分にしないと、自分自身がどんどん辛くなってくる。
人のために頑張ることは好きですが、「自分に余裕がある」という前提条件を考えるようになりました。
余談ですが、彼女と同棲が上手くいっているのは
やってくれた家事を当たり前と思わず感謝しているからです。
これも、家庭崩壊の経験から学んだことですね。
Q3今の社会に何が足りないと思いますか?
今の社会に不満を感じるのは、自分の理想の社会があるからです。
そのため、自分が何に不満を持っているかを考えましょう。
私の場合、以下の不満がありました。
(社会というより、会社かも)
「個性を出せない」
「スピード感がない」
「通勤時間など無駄な時間が多い」
「仕事に柔軟性がない」
システムエンジニアをやっていますが、設計書から仕様を確認するだけの作業に不満を感じていました。
Q4「自分って人生で何を大事にしてそうかな」と人に聞く
自分の価値観は、無意識に普段の生活に反映されています。
そのため、人に「自分って人生で何を大事にしてそうかな」と聞きましょう。
ということで、先日下記のツイートをしました。
私(タカハ)は人生で何を大事にしてそうに見えますか?
客観的な情報が欲しくて、リプいただければ猫のように戯れながら喜びます。#自己理解に興味を持ったADHD#成人男性が猫のように喜ぶのはキツい
— タカハ@発達障害との「本当の向き合い方」 (@TaKaHa_ADHD) July 21, 2020
私(タカハ)は人生で何を大事にしてそうに見えますか?
客観的な情報が欲しくて、リプいただければ猫のように戯れながら喜びます。
#自己理解に興味を持ったADHD
#成人男性が猫のように喜ぶのはキツい
聞いてみた結果、「15時のおやつ」「自己研鑽(自分磨き)」「本質理解」です。
(一応補足すると、15時のおやつはフォロワーさんのネタです。笑)
ご協力して下さった方ありがとうございます。
「本質理解」は言語化できていない価値観だったのでビビッときました!
同じ質問を彼女にもしてみたところ
「効率」「自分」でした。「効率」は意外でビックリです。
家事が嫌いのなので、楽できるように工夫していたのが
「効率」を大事にしているように見えたそうです。笑
人に聞いてみると、気付きが多いですね。
恥ずかしさはありますが、友人にも聞いてみます。
Q5他人に助言するとき、「伝えたいこと」「伝えたくないこと」
自分の子供や他人に伝えたいことは、人に与えたい自分の「価値観」です。
人に伝えたいことをバーッと書き出してみましょう。
タカハの伝えたいこと
・人の話はちゃんと聞くこと。相手の気持ちを理解しないと、自分の思い通りに会話は進まない。→「相手の理解」
・少しでもやりたいと感じたことは、とりあえずやってみる。→「挑戦」
・我慢し過ぎず、自分の欲望はしっかり主張する。→「自己主張」
タカハが伝えたくないこと
・リスクがある行動を避けるべき。→「安定/反対は「挑戦」」
・自分の意見と合わない主張は批判をする。→「相手の意見を拒否/反対は「理解」」
・嫌なことにも逃げずに続ける。→「我慢/反対は「好奇心」」
「挑戦」「相手の理解」は重要な価値観のようですね。
今はブログやTwitterに力を入れていますが、「挑戦」していると感じ、とても充実しています。
「大事なこと」まとめ
ここまでの質問で、「価値観のキーワードをリストアップする」が完了しました。
私の場合だと、「自分を持つ」「挑戦」「効率」「相手を理解する」「好奇心」「自己主張」「自己研鑽」「本質理解」「スピード感」「柔軟性」の10個です。
これらのキーワードに対して、この後以下の作業をします。
- キーワードのリストアップ(完了)
- 価値観をマインドマップにまとめる
- 他人軸な価値観を自分軸に転換する
- 価値観ランキングを作る
- 仕事の目的をきめる
2〜5の工程は長くなってしまうので詳細は割愛させていただきます。
「4.価値観ランキングを作る」にて、私の場合は下記のうようになりました。
1位「自由になる」
2位「挑戦」
3位「自己表現」
そして、上記の中でも「自己表現」を仕事の目的にしました。
私自身の自己表現だけでなく、人の自己表現を手助けしたいと考えました。
その過程で「挑戦」し、最終的に「自由」になりたいと思います。
まとめ
この記事では「大事なこと」の見つけ方のみ、ご紹介しました。
本書では、この後に「得意なこと」「好きなこと」を見つけて
最後に「本当にやりたいこと」に仕上げていきます。
見つけ方や、仕上げ方は著者の考える理屈を理解していると
結果は大きく変わるのでぜひ本書を読んでみてください。
私の場合、『相手を分析して、その人の自己表現を手助けする』が「本当にやりたいこと」です。
しかし、これではまだまだ抽象的だと思います。
でも、それでも良いのです。
抽象的でも、方針が決まりました。
後は、行動してみて経験を増やします。
経験が増えることで私の「本当にやりたいこと」はどんどん具体的になります。
なので、皆さんも「全然具体的にならなかった…。」と考えず
抽象的でも、その方針に従って行動してみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。